畦道日記

大海臨まず畦の蛙 草場の陰で薄ら光る

誰も知らない人達を

昨夜から春の山風(嵐)が吹き荒れています。


暑さ寒さも彼岸まで、とは言うけれど、火の気のない室内では、体も冷える。


肩までコタツに入って、じっとしているけれど、いつも何かしなければならない事があるような気がしている。


昔住んでいた家は、道路を挟んで今の家の真ん前だった。


見た感じ、空き地にはなっているけれど、従兄の所有地で一応庭でもある。


     昔の家が懐かしい。


       昔の家に戻りたいな~。


狭いからガスストーブ一つで、ほっぺが真っ赤っか。


古い家でどうせ…だから、猫の1匹や2匹居ても構わないような、気取らない家だった。


網戸のない家だった。



父の兄の所有地だった。


今の家の土地も。


今年、7回忌である。


そして今私は、先祖代々の土地に住んでいる。
と、この先数行下書きしていて、わろし、わろし。


聞かれもしないこと、言うことでもないのでわろし、わろしで削除した。  



今日は彼岸の中日で、朝早く母と納骨堂にお参りに行った。



御先祖様の苦労の先に私が存在する。


世間一般の人が思いを馳せることはない人達に感謝する。



誰も知らない所へ出てゆきたかったけれど…、
          これで良いと思えている、ここが一番良いと思えている。

    
      風景は変わりゆく、世は無常なれど、緑滴る三郡山かな

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