畦道日記

大海臨まず畦の蛙 草場の陰で薄ら光る

草場の陰から・・・

この猫の頭のてっぺんには黒い毛が薄っすら混じっています。
お父さんは黒猫だったのかな?


今年で推定4歳です。


昔の人は誕生日会はなくて、正月元旦に一斉に誕生会もやったとな。


それを聞いて、正月元旦に4歳になったことにしています。
私も正月元旦に42歳になったことにします・・・(笑)まだ41ですけどねッ!
父が他界した年齢になりました。
生きていたら83歳かぁ。


猫はお父さん知らずに育ったのでしょう。
母猫とも早くに離れ、ず~とぼっちで、たまたま私に拾われて。。
子供も何匹か産んで育てたでしょう。
どうにかこうにか生きてきたんでしょう。
暗くて狭くて汚い所をウロウロとしながら。


夜中に布団の上で寝ている猫を撫でてやると、ふみふみして愛おしい目つきで私を見つめます・・・。
それから、思い出したようにまた鳴きます・・・(*_*)


このネコと今生の別れを覚悟してTNRしたのが、昨年の3月17日。

2週間前から猫をキャリーケースの中でご飯を食べる癖を付けさせて、当日そっと扉を閉めたのです



翌日も、翌々日も戻ってこなかったので、心配しましたが3月20日の夜間に餌をもらいに来てくれました。
あの時は、本当に嬉しかった。
そして、父の誕生日は3月20日。

暗闇に白い影が・・・帰ってきたシー坊


お腹の毛はバリカンで剃られて、傷口は溶けるタイプのテープが貼られていました


父の命日は刻み込まれているのですが、誕生日を知ったのは、実は最近・・・。


お父さん、私、ネコを飼ったんだよ~。
真っ白な綺麗なネコだよ。
きっと幸せにするから、草葉の陰から見守っていてくだせぇ~。



瞼の母

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