『俺の名前は、山川幸雄』簡単に納得するんじゃねー編
お~い、俺だ俺だ、ヤ・マ・カ・ワだ~。
ちゃんと生きてらぁ。
俺は絶対に負けないぞーーーー。
最近俺は牛乳配達人としての腕ならぬ、脚が上がってきたみたいで、配達範囲が広がったんだぜ。
そんで俺はバイト料を貰ってるんだ。
でもそれは現金ではないんだ、だって生活保護者だからな。
役所は言うよ。
働けるのなら生活保護の資格は無いってさ。
確かにそうだ…。
俺は納得しちまった。
そんなぬるい建前に納得させられちまったさ。
だけど俺には保護してもらう権利がある事を知ったのさ。
それは俺の人生が、人並み以下だって事さ。
俺は人並み以下、犬以上、猫未満のライフスタイルでやってきた。
年間行事は、肩の幅が狭くなるぜ(注1)
盆にはぼた餅ねーし、暮れには蕎麦がねー、餅がねー、ってわめかなくちゃいけない。
まぁ、そんな事ホントはどうでもいいし、意味はないんだがな。
クリスマスだけは本格的さ。
教会行って、本物のキリスト様と間違われるってわけよ。
何故だったか忘れちまったけど、冬にパンツ一丁で、家を飛び出して教会のミサに飛び入り参加したんだから。
つうこうとから、日本は俺にストレスを与えているから、その代償として俺は保護される身なんだ。
どうだ、分かった?
弟はもっと簡単に言ったよ。
「お前は頭がおかしいんだよ。だからそれだけで十分保護の資格があんだよ、バーカ」
そうきたもんよ、俺はこれにも納得したよ。簡単にな。
注1:肩身が狭いの事
音楽雑誌ROCKIN’ON JAPANの模倣版
この模倣雑誌の中身は… 音楽雑誌に取材を受ける自分、と言う設定
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