畦道日記

大海臨まず畦の蛙 草場の陰で薄ら光る

断捨離しません、捨てるのが大変で買えません

今年は下着も含めて一枚も服を買いませんでした。

靴下も買っていません。
靴も、鞄もアクセサリー類もです。
締めているわけではありません。
買う必要がなかったのです。
おパンツは県外の姉からワコールの良い品が5枚支給されました。
恐らく何年も履くでしょう。
靴下は母が買いそこなった派手なものが回ってきました。
恐らく破れたら縫って履くでしょう。
下履きは古くなって合皮が剥げ掛けていたハーフブーツを鋏で切って、スリッポンにしました。
靴底がしっかりしているので雪の日もすっころぶ事はなくなるでしょう。
そして恐ろしい事に、私が年寄りになるまで長持ちする様な丈夫さです。


昨今断捨離流行ってます。
家の中すっからかんの体育館みたいになって掃除しやすいと言っている人も沢山いますね。
そういう私もハマった一人です。
でも今は簡単に捨てません。
捨てる前にもう一回他の方法で使い切って葬るのです。
恐らく来ないであろう客用の布団類は、鋏で切って、猫の寝床に使用してます。

定期的に何処かのトラキチが来て、おしょんべんを付けるのでここぞとばかりにさっと捨てます。
これ以上、この毛布の使い道は無いからです。


母が鍋底から水が漏れるようになった鍋をゴミ箱に入れました。
燻製用に使えると思ってゴミ箱から救い出しました。
使えなかったらその時こそ捨てます。


使い切って捨てるのは、無駄買いをした自分のケツを拭く行為。
断捨離は過去の自分をリセットする行為。
似て非なるもの。と、思ってます・・・。


布団も鍋も母が買ったものです。
だから尻ぬぐいです。もしくは余計なお世話です。


時間がかかっても自分で自分のケツを拭く方がスッキリします、と言う話でした。

×

非ログインユーザーとして返信する